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適性試験対策

新卒の就職活動時にはSPIなどの適性試験を受験された方は多いと思います。
中途採用においても、とりわけコンサルティングファームの採用選考では積極的に実施されています。
コンサルティングファームへの転職希望者、特に在職しながら限られた時間の中で転職活動をされている方は、ケース面接などの対策を優先するため、適性試験対策を疎かにしがちです。
一方で、適性試験の種類や出題傾向は企業や業界によってある程度決まっているため、対策を講ずることで対応が可能な選考でもあります。
ここでは、中途採用で実施されている適性試験についてその内容や対策方法を紹介します。

 

 

適性試験対策の2つのポイント

①    とにかく解いて問題に慣れる

とにかく何度も解いて問題に慣れることが大切です。
参考書を何冊も手広く取り組むよりも、1冊を繰り返し何度も解いてみることが効果的です。苦手意識のある問題ほど何度も繰り返し取り組みましょう。
また、インターネットやアプリでも例題・模擬試験などが多く掲載されているので、併せて活用してみてください。

 

②    時間との勝負

問題数が非常に多く、とにかく時間に余裕がありません。
コンサルティングファームにおける適性試験は、基本的にどこでも受験可能なWEB方式を採用しているので、計算問題などは電卓を用意して取り組むことをおすすめします。

 

適性試験の種類と特徴

主要な適性検査の種類と内容、採用している企業について紹介します。

 

・SPI(WEBテスティング)

採用企業:コンサルティングファーム、SIer、製造業、金融・保険など


内  容:
・基礎能力検査(言語検査、非言語検査)…35分
・性格適性検査…30分


対策方法:新卒採用でも多く使用され、採用業界も幅広い試験です。
そのため対策本やネット上でも多数の問題を目にすることができます。対策本は1つに絞り、繰り返し解いて問題に慣れることが効果的です。
出題数の多いSPIでは、効率的かつ正確な解答をしなければなりません。特に計算が苦手な方は反復して取り組む必要があります。
また、このテストの一番の特徴としては、一問ごとの正否によって、次の出題難易度がコントロールされるComputer-Adaptive(CAT方式)が用いられていることでしょう。
問題の難易度は、テスト前半の回答状況で判断され、後半では難易度レベルが固定されるようになっているため、テスト前半は確実な正答を重ねる必要があります。
前半での正答率が悪いと、途中から比較的難易度の低い問題しか出題されなくなるということです。
SPIを採用しているコンサルティングファーム、中でも戦略系のコンサルティングファームであるボストンコンサルティンググループの選考においては、非常に高いスコアが求められると言われています。
SPIの特徴を踏まえ、特に前半部分では高い正答率を得られるよう意識して対策を行うことが必要であると言えます。

 

・GAB(WEBテスティング)

採用企業:コンサルティングファーム、商社、不動産業など


内  容:
・言語理解…52問/25分
・計数理解…40問/35 分
・パーソナリティ…68 問/制限時間はないが約20分程度が目安


対策方法:コンサルティングファームで採用されているWeb-GABは、GABの中でも比較的難易度が高いとされており、図形を用いた問題が多く出題されます。
こちらも対策本を繰り返し取り組み、問題に慣れることが大事です。
また、後述する「玉手箱」はWeb-GABの出題範囲を含んでいるため、玉手箱にも取り組み、両方の対策を講じることが効率的だと思われます。

 

・玉手箱(WEBテスティング)

採用企業:コンサルティングファーム、メディア、金融、製造業など


内  容:
・計数理解:50問/9分、29問/15分、20問/20分
・言語理解(GAB形式・IMAGES形式・趣旨把握):32問/15分
・英語(論理的読解・長文読解):24問/10分
・性格適性検査テスト


対策方法:こちらも対策本を繰り返し解いて問題に慣れることが最も重要なことです。特に、同じ問題形式が連続して出題されるのがこのテストの特徴なので、出題傾向を知り、問題に慣れておけばそれだけでスムーズに解答が可能となります。
計数問題については、本番はもちろん、練習時から電卓を用意して取り組み、1問1分以内で回答できるよう反復練習してください。

 

・TG-WEB

採用企業:コンサルティングファーム、金融、製造、マスコミ、不動産業など


内  容:
・計数分野9問/18分(従来型)
・言語分野12問/12分(従来型)
・英語分野10問/15分
・性格テスト(大きく7種類あり、企業が求める人材像に合わせて組み合わせ、設計)


対策方法:
TG-WEBの計数・言語分野には「従来型」と「新型」があります。コンサルティングファームでは「従来型」を採用している企業が多く、「新型」よりも難易度は高くなっています。一部では「従来型」と「新型」がミックスされて出題する企業もあるようです。
そのため、従来型の対策を優先して取り組みましょう。計数分野の図形や推論問題は特に慣れが必要です。
また、言語分野は長文読解の回答に時間を要します。SPI対策と通ずる面があるため、SPIの問題に取り組むことも対策としては効果的といえます。
英語分野は、他のテストに比べて問題があまり出回っていないため、TOEICの長文問題などに取り組むのがおススメです。

 

SHIFT社独自の適性試験「CAT検定」

ソフトウェア開発における品質保証・テスト事業を長年手掛けてきたSHIFT社ですが、近年はコンサルティング事業・SI事業とITに関する幅広い事業を行っています。
また、業界全体の活性化を図るため、IT人材を現状の100万人から400万人に増やすことを目的に採用活動も非常に積極的に行っています。
そんな同社では、選考における適性検査「CAT検定」を独自に開発、実施しています。

 

CAT検定(WEBテスティング)

この試験は、ITスキルや能力ではなく、正確性・スピード・伝達能力などあくまで「素養」を測ることを目的としているため、勉強や対策をしてもすぐに能力が上がるものではないといわれています。
なお、合格率は6%程度。受検時間は1時間程度となっており、自宅等で受検が可能なWEBテスティング形式を採っています。
◆CAT検定については、SHIFT社/能力・品質統括部副統括部長のブログも是非ご覧ください。

 

まとめ

WEBテストは、いずれも反復練習をして問題に慣れることが重要であることをお分かりいただけたかと思います。
在職中の転職活動は時間との闘いですが、1日30分程度でも構いません。適性試験の対策に取り組み、自信を持って臨んでください。
コンサルティングファームへの転職のみならず、近年は中途採用で適性試験を実施する企業が増えているようですので、是非参考になれば幸いです。
また、急に試験内容に変更が生じることもあるため、最新の状況については、転職のプロである転職エージェントから情報を得るようにするのも一つの手段ですので、利用を検討してみてください。

 

※弊社のサポート内容・特徴についてはこちらもご覧ください➡富士誇の特徴

 

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